「亞書」という、謎の「書物」をめぐるお話

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知りませんでしたが、その手があったか!の世界。

亞書」という、謎の「書物」があるそうです。

Amazonでのみ販売されていたそうですが、現在は削除されているようです。

どういう「書物」かというと、

「ギリシャ文字などを無作為に打ち込んだ1冊6万4800円(税込み)のシリーズ本」「。112巻まで作成し、最終的には132巻まで出す予定という。A5サイズで480ページのハードカバー。各ページとも縦12センチ、横9センチの枠内にギリシャ文字やローマ字が並び、ページ数は振られておらず、全く同じ内容のページもある。」
朝日新聞デジタル

という代物。

著者はアレクサンドル・ミャスコフスキー、発売は墨田区のりすの書房という会社だそうです。

で、上の記事に書かれていますが、

同社は2013年3月に設立され、代表取締役の男性(26)が1人で運営。男性は朝日新聞の取材に対し「自分が即興的にパソコンでギリシャ文字を打ったもので、意味はない。本そのものが立体作品としての美術品とか工芸品。長年温めてきた構想だった」と説明。題名も「ひらめいて付けた。意味はない」。著者のアレクサンドル・ミャスコフスキーは「架空の人物で、作品のイメージとして記載した」と話した。

と、いう事で、そもそも「書物」では無いのかもしれません。

画像は、朝日新聞デジタルで掲載されています。

問題になっているのは、この「書物」の国会図書館への納入だそうで、そもそも「国立国会図書館法」なる法律があり、これによって定められた「納本制度」により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられているそうです。
納本制度|国立国会図書館

しかも、同法によって、納本された本の定価の5割と送料を「代償金」として発行者に支払う事が定められいるそうです。

この「亞書」、さすがに実際に売れたかどうかは疑問ですが、国会図書館には「納本」されて、すでに42冊分の136万円余が発行者側に支払われたとの事。

今回、国会図書館は「亞書」を

頒布部数が少なく、また、国立国会図書館法に列挙された出版物に該当せず、国立国会図書館への納入義務の対象には当たらないものと判断し

『亞書』を発売元に返却するとともに、発売元に支払い済の納入出版物代償金の返金を求める

事にしたそうです。国立国会図書館
本の製造コストがどれ位かかるか、正直わからないので、巷で言われているように、「納本制度の代償金が目的」とは解しがたいとも思うのですが、一見意味不明に思えるものも、「その手があったか!」と気づかされることはあるもんですね。

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