【PRIEMERGY TX1310 M3シリーズ】CentOS7.9インストールのヒント(最終版)

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昨年末をもってCentOS 8のサポートが終了し代替OSも現れていますが、動作検証情報も少なくAlmaLinuxやMIRACLE LINUXへの移行もなかなか進んでいないのが現状です

とりあえずはサポートが続いているCentOS 7.9を利用するというユーザーが多いのではないでしょうか?
*CentOS 7.9のサポートは2024年6月まで

サポート終了までの期間はCentOS 7.9で運用しつつリプレース計画を進めていくという状況が多いと思います

弊社では有償ディストリビューションとなりますがRedHat Linuxへの乗り換えを強くお勧めしております
特価も出せますので、是非お問い合わせください

RedHatEnterpriseLinuxServer、Standard(Physical or VirtualNodes)1年新規
https://www.pg-direct.jp/products/detail/40098&

CentOSは公式のサポートが終了するOSですので、PGダイレクトでも以前行っていたインストールサービスは終了しております

とは言えお問い合わせも多い現状です
多くの方が作業でつまずいているTX1310 M3へのCentOSインストールについて弊社で認識している情報をまとめてみました

PGダイレクトではCentOSに関してはノーサポートというスタンスですので、当記事の情報は自己責任の上でご活用ください

■CentOS 7.9インストールイメージの入手

CentOS公式より入手してください
http://isoredirect.centos.org/centos/7/isos/x86_64/

ファイル名は下記の物を利用します
CentOS-7-x86_64-DVD-2009.iso(標準)
CentOS-7-x86_64-Everything-2009.iso(フルイメージ、DVDだと容量が足りません)

DVD-RかUSBメモリに展開してください

後述しますが、お勧めはUSBメモリからのインストールです
RufasなどのブータブルUSBを作成できるソフトを利用してください
https://rufus.ie/ja/

オンボードSATA RAIDを利用しない場合はBIOS SETUPでオンボードSATAをAHCIモードにしてそのままインストールしてください
ブータブルUSBでも内蔵DVDドライブでもご都合のよい方法でインストール可能です

問題はオンボードSATA RAIDを利用する場合です

RedHat系インストーラのAnacondaはIntel系システムボードのオンボードRAIDとして使われているEmbedded MegaRAID SATAのデバイスドライバをもっておらず、RAIDコントローラーをAHCI SATAコントローラーと誤認してしまいます。
その結果HDDを認識できずインストールに失敗してしまうと言うのがTX1310M3サーバーにCentOSをインストールできない最大の難関となっています

■オンボードSATAコントローラーのドライバはどこにあるの?
富士通公式サイトからダウンロードしてください

ソフトウェアRAID Embedded MegaRAID Linux Driver
https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/ia/drviadownload?driverNumber=F1029091

gzのファイルで入手できます
この拡張子を解凍できる環境で作業してください

解凍するとLinux各ディストリビューションのドライバがフォルダ分けされています
今回はCentOS 7.9ですので、『megasr2-18.02.2020.0827.4fts_RHEL7.9』というフォルダの中にある『megasr2-18.02.2020.0827.4fts-3.el7.9-000.x86_64.iso』が必要なドライバです

isoファイルですのでDVD-RまたはUSBメモリに展開してください
USBメモリに展開する場合はLinuxに対応したソフトを利用しないとうまくいきません
(先ほど紹介したRufasだとうまくいきません)
『DD for Windows』などのソフトを使って展開しましょう
うまく使えない場合は諦めてDVD-Rに焼いてください
(筆者の環境だとDD fro Windowsがうまく使えなかったのでDVD-Rに展開してます)

■インストールのやり方が分からない

初めての方は他のメディアに焼いたドライバの読み込みのさせ方が分からないのではないかと思います
ちょっと手順が難しいのですが、実は分かりやすいマニュアルがあります
やり方をネットで探す方も多いのですが、先ほどダウンロードしたドライバに一緒に入っているのです

先ほどダウンロードしたドライバを解凍した時にルートに『MegaSR_DriverInstallGuide_RHEL7.pdf』というファイルが生成されているはずです
PDF4ページの項目3.2.を読んでその通りにインストールしてください

以下、引用です

3.2. UEFI モードにおける手順
1. RHEL7 インストーラの初期画面にて[e]キーを押します。メニュー編集画面が表示されます。
2. メニュー編集画面にて“linuxefi”行に下記を追加します。
linuxefi /images/pxeboot[略] quiet inst.dd modprobe.blacklist=ahci
3. [Ctrl]+[x]キーを押します。RHEL7 インストールが開始されます。
4. Embedded MegaRAID ドライバをインストールします。
画面の指示に従いドライバ媒体を挿入し、インストールしてください。

上記コマンドについて参考情報です
inst.dd → 対話モードでドライバを読み込む指示
modprobe.blacklist=ahci → AHCIドライバを読み込まない

先述の通りAHCIドライバはオンボードRAIDをSATAコントローラーと誤認しますので、このコマンドを入れないとインストールに失敗します
そこでAHCIドライバを読み込まずにインストーラを起動させる必要があるのです

■インストール実行

実はインストール時に罠があります
今までの部分はネットで検索すればだいたい分かるのですが、ここでつまずく方が大変多いです

先ほどの方法だとAHCIドライバを読み込んでいないので、内蔵のSATA DVDドライブまで認識できなくなります!
内蔵ドライブからインストールDVDを起動して、インストール中にエラーで失敗するのはこれが原因です

これを回避するためには外付けUSBのDVDドライブを利用してください
筆者はDD fro Windowsがうまく利用できない環境ですので、インストールメディアをUSBメモリ、ドライバをDVD-Rに焼いてドライバは外付けドライブから読み込んでいます

インストーラが起動してドライバ megasr2の読み込みに成功すれば、オンボードRAIDで構築したアレイが認識できCentOSのインストールを進めることができます

以上の方法でCentOS 7.9(およびRedHat Linux)をインストールできるはずです

冒頭に記載いたしました通り、CentOSについてPGダイレクトではノーサポートとさせていただいております
このコラムで分からない場合はネット、書籍で追加情報を探してトライしてみてください

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