【TECHブログ】仮想時のWindows OSのライセンスの考え方①

お世話になっております。PG-Direct技術の渡邊です。

私は、PG-Directを運営している国際産業技術で、ITコンサルティングをしているのですが、

Windowsのライセンスの考え方については、いつも手を焼いています。

複雑なライセンス体系もっとシンプルになればよいのになぁ。。。といつも思います。

そんな複雑なライセンスのせいで、知らず知らずのうちにライセンス違反をしているお客様もいっぱいいらっしゃるのではないかと思います。

特に仮想化は、大変です。動いているOSは、ひとつでも別のサーバでも動くことが可能であれば、その別のサーバ分での動くためのライセンスが必要だからです。

また、ここ、重要です。

Windows 10 と仮想デスクトップとして、仮想化して利用する際のライセンスと

Windows server 2016を仮想化して利用する際のライセンスは、全然異なります。

良くある間違いーーーーこんな、使い方してませんか?

仮想サーバは、Hyper-Vを利用。Windows server 2016 で、サーバのライセンスは、買っています。Hyper-V上にWindows サーバは1台だけ、仮想の権利が、1台あまっているから、仮想基盤上にWindows 10を導入、監視端末として常時動かしたいので、ソフトを入れて仮想基盤上で使っています。

Windows 10のライセンスは、パッケージをちゃんと買い、アクティベーションもして使っています!

ーーーーー

NG です。

ーーーーー

なんで?ライセンス違反かというとWindows Client OSを仮想基盤上に乗せる場合は、

VDAライセンス

http://download.microsoft.com/download/F/8/1/F8199620-6205-4E27-86F5-2F24CAEFFDC0/SA_Customer_Virtual_Desktop_Brochure_JP.pdf

が適用されます。

簡単に言うと、

1)クライアントOSをVMware、Hyper-V、その他仮想基盤に乗せるのは、”ライセンスは必要ありません。”

ーーーーじゃ、無料で使えるんですか?

違います。ーーーー

アクセスする、人間(ユーザ)に対して課金される”VDAライセンス”というサブスクリプションライセンスが必要になります。

お一人様、1ヶ月、~1,300円

をご利用期間分、契約します。

1人が、3年使う場合は、36ヶ月分(36ライセンス)

2人が、5年使う場合は、120ヶ月分(120ライセンス)

契約します。

プラス

Remote Desktop ライセンスも同時に必要になります。

2名なら2名分(これも人数分必要です。)

クライアントのライセンス自体は、必要ありません。

あと、忘れてはいけない、クライアントOSの利用でもサーバにアクセスしているので

サーバCALは必要です。

クライアントのライセンス自体が必要ないということなので、以下のような使い方、シナリオが

出来ます。

シナリオーーーーー

仮想基盤、Hyper-Vのサーバ3台にWindows 10 , Windows 8.1 , Windows 7  をそれぞれ10台ずつ作ります。全部で30台の仮想Windowsクライアントで、各サーバに10台ずつ配置します。

サーバ① windows server 2016 standard クライアントOS 10台+バックアップ10台

サーバ② windows server 2016 standard クライアントOS 10台+バックアップ10台

サーバ③ windows server 2016 standard クライアントOS 10台+バックアップ10台

それぞれにHyper-Vを入れて、一台にはRemote Desktopのライセンスサーバを役割させます。

Hyper-Vレプリカをうまく使って、それぞれのサーバに各Windowsクライアントのバックアップ

をとります。

(というと、実際のサーバ上には20台クライアントがあることになります。)

これを10名の社員が使います。10名の社員は、ソフトの評価をするので、それぞれのバージョンのクライアントOSを使って業務、作業をしますので、一人あたり3台を使うことになります。

アクセスは、自分のPCからRemote Desk top接続で各自分のOSにアクセスして使います。

以下のMicrosoftのライセンスが必要になります。ーーーーー

ボリュームライセンスの場合です。

① Windows server 2016 standard のライセンス

物理CPUは1つでCoreは、10Core(20Thread)のサーバです。

ライセンスは、物理サーバ1台で最低16Coreのライセンスが必要になるので、

16 Core x 3台分=48Core分のサーバのライセンスを買います。(2Coreパックになっているので、24セットです。)

② Windows VDA ライセンス

10名様で5年使う想定です。

VDAサブスクリプションライセンス1ヶ月 x 10人 x 60ヶ月=600ライセンス

③ Windows server remote desktop ライセンス

10名で使うので

Windows server remote desktop ライセンス x 10人=10ライセンス

④Windows server 2016 server CAL / User

これも人数分10名 10CAL必要です。

クライアントOSのライセンスというものは、ないです。

ーーーーーーインストールメディアとか、ライセンスキーはどうするの?

ボリュームライセンスであれば、VDAライセンスをご契約いただくと、

マイクロソフト ボリューム ライセンス – ホームページ

https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/default.aspx

で、ログインすれば

インストールに必要なWindowsのインストール用ISOファイルのダウンロード

そのメディア(ISO)ファイルを利用してインストレーションする場合のアクティベーションキーも、自由にダウンロードできます。(アクティベーション数には上限があります。)

ということでして、サーバの台数やCore数が増えると仮想基盤全体のライセンス数が

高くなるのですが、ことクライアントOSの仮想化(VDI)では、別のライセンス体系になるので、かなり安く利用することが出来ます。

なにが言えるか?

VDIのインフラは、HCIが、マッチします!

ハイパーコンバージドインフラは、サーバがスケールアウト(コンピュート台数を増やしてパフォーマンスアップ)できます。その度に追加のライセンスが発生したら大変なのですが、VDIは利用者がライセンス対象なので、サーバを増やしてもライセンス価格は一定です。(利用者が増えれば、その分は契約が必要です。)

クラスタを組むとWindowsのライセンスがとても高いイメージでしたが、クライアントOSは

そうではないということ、お分かりいただけましたでしょうか?

ーーーーーじゃぁ、サーバOSやめて、クライアントOSを仮想化してそこで、サービスを動かせば、VDIライセンスでOK?

はい、NGです。------

ちゃんと、クライアントOSの”利用規約”なるものに”サーバOSみたいな使い方したら、ライセンス違反ですよ!!”と明記されています。そもそもWindowsクライアントOSは、少人数であれば、ファイル共有やネットワーク共有などで使えますが、上限が20という制限があります。要は20人以上がアクセスする使い方は、サーバですよね。。。ちゃんとサーバ買ってください。

と利用規約にうたってあります。

WINDOWS オペレーティングシステム

https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/Retail/Windows/10/UseTerms_Retail_Windows_10_japanese.htm

利用規約読むと、なんだかVDAのライセンスと矛盾しそう(誤解されそうな)表現もありますが、仮想化した場合は、VDAライセンスの条項を見てみるとよいでしょう。

でも20台のデバイスから接続していいということは、サーバちっくな使い方できるんですね。

と、思ったら”SKY SEA Client View”のアプライアンスの20名バージョンは、Windows7で動いてました。これも利用規約の条項の範囲内だからということですね。

ちょっと、仮想から離れてしまいましたが、お客様、くれぐれも知らないうちのライセンス違反にならないようにしてください。

PG-Direct 渡邊

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