ワランティーマートのニュースに驚きました

アウトレット特別特価

以前、PCメインの「OTTOダイレクト」を運営している時分の事。
基本の製品保証は、メーカー保証の一年ですが、それを超えた長期保証を希望されるお客様も多かったです。

今では、PCもすっかりコモディティ化してますが、「ネットブック」登場前は、やはり高額商品でしたので、保証が切れてからの故障対策は、特にIT知識のない方には重要だったんですね。
感覚としては、家電の感覚にも通じます。

そんな中、早い段階で、ある会社様より、このようなサービスのオファーを頂いていました。
数千円の金額で、5年間の延長保証が受けられ、通常使用時の故障に対応という、夢のような話だった記憶です。(かなり昔の事なので、間違えていたらご指摘下さい)

しかも、販売店からすれば、ノーリスクで重ね売りが出来るという、聞けば全員得するビジネスモデルでした。

これは、是非やらせてもらおうと、精査したのですが、「ちょっと待てよ」という事になりました。

このサービスは、誰が最終的に担保するんだろう?
保証会社に何かあったら、どうするんだろう?

この質問を、保証会社の方に向けると「最終的には当社を信用していただくしかない」という回答でした。
その裏付けとして、大手の保険会社などからの資本参加を伝えられたのですが、サービスを担保するわけではないと思い、悩んだ記憶があります。

当時は、当店もPCの修理の窓口も受けていたので、修理原価もある程度は理解していましたが、購入者全員が数回利用した段階で、ほぼ赤字になるであろうことは予想できました

ある程度のタームを経て、実績の検討と価格の検討をしなければ、安全性は保てないなという結論で、結局は導入を見直した経緯があります。

その後、このサービスは人気となり、価格コムでも「延長保証あり」の項目で、販売店を選定する方も多かったと思います。

やっぱり、「導入すべきだったなあ」と思いながらも、疑問をもちながら、担保できない無形のサービスは扱う事で、当店を信用していただいたお客様にご迷惑をかけられないという気持ちから、取扱をしませんでした。

ちょっと前に、ある方から、「延長保証サービスで有名な会社が倒産したそうです」という話を聞きました。

それが、かつて導入を悩んでいた「ワランティーマート」さんでした。

結局は、保証ビジネスは、故障の案件が少なく、また加入者が増えている間は、仕入が無い分、経費を除けば、ほぼほぼ営業利益となるので、儲かるわけですが、これが実際に発生してくれば、簡単に赤字に割り込んでしまいます。
更に、コンシューマーベースのビジネスでは、同じ人からの重ねてのクレームがありがちですので、その結果、加入しながらもサービスの請求をしない人が相当割合で存在しないと、維持が難しいと予測されます。

3月31日に東京地裁に民事再生法の適用を申請したそうです。
これにより、今後のサービスの継続が困難となったわけですが、更に6月16日に同じく東京地裁より民事再生手続廃止決定及び保全管理命令を受けたとの事。

それを受けて、7月12日付で東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受けたようです。
同社のサイトを見てみると、その以前の7月4日に他の延長保証の会社に「事業の一部譲渡」を発表しているので、今後のサービスの継続はわかりませんが、基本的にサービス契約締結時の当事者はいなくなってしまったので、当初想定していたサービスの継続は難しいでしょう。

保守や延長サービスというのは、きちんとしたラインを確保しようとすると、実際は大きなコストがかかります。

それらを、低価格で実現しようとした着眼点は非常に素晴らしいですが、最終的に信頼して購入したお客様には損失となってしまったようです。

また、お客様はこのサービスの購入にあたって、保証会社との契約でなく、販売店との契約と思い込んでいる方もいると思うので、トラブルは継続しそうな感じもします。

やはり、サービスには信用とSLAが重要です。

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